「ネイティブの語学講師がなかなか採れない」「スクール運営や教材開発を任せられる国際感覚のある人材がほしい」——語学スクールやインターナショナルスクールの採用担当者から、こうした声をよく聞きます。教育業界の外国人採用というと講師だけが注目されがちですが、いま需要が高まっているのは、講師に加えてスクール運営・教材開発・国際業務といった本社側の高度人材です。この記事では、民間の教育事業者が高度外国人材を正社員として採用する方法を、在留資格「技人国」の要点を踏まえて、採用企業の視点で整理します。
結論から言うと、民間の語学スクール・英会話教室・インターナショナルスクールの講師や、その運営側の専門職であれば、外国人材の採用は十分に現実的です。ただし、働く場所や教える言語によって在留資格の扱いが変わるため、最初に線引きを正確に押さえておくことが大切です。
目次
なぜ今、教育業界で高度外国人材なのか
語学教育や国際教育の需要は、年々高まっています。英会話スクール、インターナショナルスクール、オンライン語学サービス、留学支援など、グローバル人材を育てる教育サービスは拡大を続けています。その一方で、ネイティブの語学講師や、国際感覚を持ってスクールを運営できる人材の確保は、多くの事業者にとって課題になっています。
こうした教育事業を支えるのは、講師だけではありません。カリキュラムや教材を企画する人、海外提携校との連携を担う人、留学希望者をコーディネートする人など、運営側の専門職の役割も大きくなっています。語学力と専門性、そして異文化への理解を併せ持つ外国人材は、こうしたポジションでそのまま戦力になります。
つまり、教育業界の高度外国人材採用は「講師の頭数を揃える」だけでなく、スクールの質と国際性を高める人材を確保するという前向きな投資になりつつあります。
技人国で採用できる職種・できない職種
教育業界で外国人材を正社員採用する際にもっとも重要なのが、在留資格「技術・人文知識・国際業務(技人国)」で就ける仕事と就けない仕事の線引きです。教育業界はとくにこの線引きが複雑なので、最初に正確に押さえておきましょう。
技人国で就ける職種(民間の教育事業)
- 民間の語学スクール・英会話教室の講師(主に母国語の指導)
- インターナショナルスクール・民間教育機関の運営側スタッフ
- 教材開発・カリキュラム企画
- 留学コーディネーター・海外提携校との国際業務
- スクール運営・マネジメント・国際広報
当社が扱わない領域
- 公立・私立の小中高校など正規の教育機関の正規教員(在留資格「教育」が必要で、技人国とは別の制度です。当社は扱っていません)
当社(Wajob Pro)は、民間の語学スクール・英会話教室・インターナショナルスクール・教育系企業など、技人国で就ける教育系の正社員紹介に特化しています。公立学校の正規教員のように在留資格「教育」が必要な採用は扱っていません。守備範囲を正直にお伝えしたうえで、対応できる範囲を確実にご支援します。
在留資格「技人国」の基本と教育業界の注意点
技人国は、専門知識や語学力を活かす業務のための在留資格です。教育業界での採用にあたっては、主に次の点が確認されます。
- 学歴・経歴:大学・大学院を卒業していること。または語学講師として一定年数(3年以上が目安)の実務経験があること。
- 教える言語:基本は本人の母国語を教えるケースが想定されています。母国語以外の言語を教える場合は、その言語に関する専門性や経験の証明が必要になり、要件が厳しくなります。
- 報酬水準:日本人が同じ業務に就いた場合と同等以上の給与であること。
とくに教育業界では「どこで教えるか」「何語を教えるか」によって扱いが変わる点に注意が必要です。たとえば母国語が英語でない人が英会話講師として採用される場合は、ハードルが上がります。自社の求人が技人国に該当するか不安な場合は、職務内容の整理からご相談いただけます。在留資格の該当性確認については、提携先と連携してサポートします(案件によります)。
教育業界で外国人材を採用する利点
民間の教育事業者が高度外国人材を正社員として迎える利点は、語学指導力だけにとどまりません。
- ネイティブならではの指導力:母国語を教える講師として、発音・文化的背景まで含めた指導ができます。
- スクールの国際性が高まる:多様な背景を持つスタッフが加わることで、サービスの幅や雰囲気に国際色が生まれます。
- 海外連携・留学支援に強い:海外提携校や留学希望者とのやり取りで、語学力と異文化理解がそのまま活きます。
- 定着すれば長く中核を担う:技人国は就労時間の制限なくフルタイムで働けるため、講師から運営側まで、腰を据えて事業を支える人材になり得ます。
採用の進め方
Wajob Proでの教育業界の高度人材採用は、おおむね次の流れで進みます。
- 1. 求人内容の整理:どの職種(講師・教材開発・運営など)で、何語を教える人材を求めるかを整理し、技人国に該当する形に落とし込みます。
- 2. 人材のご提案:語学力・専門性・教育経験を踏まえ、条件に合う候補者をご提案します。
- 3. 面接・選考:通常の中途・新卒採用と同様に、面接で適性を見極めていただきます。
- 4. 在留資格の確認・手続き:職務内容と教える言語に基づく在留資格の該当性確認を、提携先と連携してサポートします(案件によります)。
- 5. 入社・定着支援:入社後の定着まで見据えてサポートします。
料金は成功報酬型で、紹介手数料は中途で想定年収の35%〜、新卒で20%〜(業種・人数・難易度により変動)。対応エリアは首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)です。
塾講師アルバイトという選択肢
正社員の講師・運営職は技人国の対象ですが、補助的な指導であれば、外国人留学生のアルバイト(資格外活動)という選択肢もあります。たとえば、留学生が自分の母国語や得意科目を教える塾講師・講師補助のアルバイトです。こうした留学生アルバイトの紹介は、当社のもう一つのサービス「Wajob」が対応しています。
ただし、留学生アルバイトには週28時間以内という就労時間の上限があります。また、教えられる内容は本人の語学力や専門分野によります。あくまで補助的な指導や、母国語・得意科目に絞った活用とお考えください。正社員の講師・運営職はWajob Pro、塾講師などの留学生アルバイトはWajob、と使い分けるのがおすすめです。
まとめ
教育業界の高度外国人材採用は、就ける職種(民間スクールの講師・教材開発・運営・国際業務など)と扱わない領域(公立学校の正規教員など)の線引き、そして「何語を教えるか」の確認さえ押さえれば、十分に現実的です。むしろ、語学教育や国際教育の需要が高まるいまこそ、語学力と専門性、異文化理解を兼ね備えた人材の価値は高まっています。
「どの職種なら技人国で採用できるのか」「自社の求人内容で問題ないか」といった点から、まずはお気軽にご相談ください。首都圏での教育業界の高度人材採用を、Wajob Proがサポートします。
この記事の運営者
株式会社HRエージェンシー(外国人材紹介サービス「Wajob Pro」運営)
有料職業紹介事業 許可番号:13-ユ-317049/東京都中央区銀座1-16-7 銀座大栄ビル5階
外国人の正社員採用を、首都圏の企業向けに支援しています。お問い合わせはこちら
※ 本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、個別の在留資格の可否を保証するものではありません。実際の採用にあたっては、職務内容や教える言語に基づく個別の確認が必要です。
監修
HR AGENCY(外国人採用支援サービス)
外国人アルバイト紹介・外国人正社員紹介・外国人採用コンサルティングを提供。首都圏を中心に、企業向けの外国人採用支援を行っています。


