外国人採用の面接質問30選|そのまま使える質問例と見極めポイント

外国人採用|面接質問30選

外国人採用の面接質問30選|そのまま使える質問例と見極めポイント

外国人の採用面接で何を聞けばいいか——志望動機・スキル・日本語・定着・在留資格の5カテゴリで、そのまま使える質問30個を用意しました。各質問の「聞く狙い」と「見極めポイント」つきです。

✓ そのまま使える30問 ✓ 見極めポイント付き ✓ NG質問も解説

「外国人を面接することになったが、何を聞けばいいのか分からない」「日本人と同じ質問でいいのか」「うっかり差別的な質問をしてしまわないか不安」——外国人採用の面接を前に、多くの担当者が抱える悩みです。

基本の質問は日本人採用と大きく変わりませんが、外国人の面接では在留資格・日本語能力・定着への意欲など、加えて確認したい観点があります。この記事では、面接でそのまま使える質問30個を5カテゴリで整理し、それぞれ「なぜ聞くのか(狙い)」と「回答をどう見るか(見極めポイント)」をつけました。印刷用のPDFもご用意しています。

この30問は、すべてを聞くためのものではありません。職種や募集背景に応じて、必要な質問を10〜15問程度選んでご活用ください。面接時間30〜60分を想定した質問集です。

外国人採用 面接質問30選(無料PDF)

5カテゴリ・30問を1枚にまとめた質問リストです。印刷して面接にご活用ください。

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この記事で分かること

  • そのまま使える面接質問30選(5カテゴリ)
  • 各質問の「聞く狙い」と「見極めポイント」
  • 聞いてはいけないNG質問と、言い換え例
  • 外国人面接をうまく進めるコツ
カテゴリ①

志望動機・キャリアに関する質問(6問)

「就職」ではなく「成長」を目的にしているか。長期的に定着する人材かを見極めるカテゴリです。

Q1-6

志望動機・キャリア

なぜ日本で働きたいのですか。母国や他の国ではなく日本を選んだ理由を教えてください
日本を選んだ内在的な動機を確認。給与だけでない理由があるほど定着しやすい。
当社を志望した理由を教えてください。求人以外で当社について調べたことはありますか
自社研究の深さと志望度を確認。具体性があるほど本気度が高い。
5年後、10年後にどんなキャリアを築いていたいですか
長期貢献型か短期滞在型かを見極め。具体的に描けている人ほど定着率が高い。
日本ではどれくらいの期間、働きたいと考えていますか
母国へのUターン志向か長期定住志向かを把握。研修・昇進計画の判断材料に。
この仕事で成し遂げたいこと、挑戦したいことは何ですか
仕事への主体性・向上心を確認。受け身でないかを見る。
当社のどんな業務に、自分の経験を活かせると思いますか
自己理解と職務理解の一致。配属・育成のイメージも掴める。
カテゴリ②

スキル・経験に関する質問(6問)

即戦力かどうかを、具体例と行動プロセスから判断するカテゴリです。成果だけでなく「どう動いたか」を聞きます。

Q7-12

スキル・経験

これまでの職務経験を教えてください
経験と職務要件の一致を確認。就労ビザでは専攻・経歴との関連性も重要。
前職で最も成果を上げた仕事について、状況・課題・とった行動・結果を教えてください
STAR法で課題対応力と成果達成力を確認。具体的な行動を語れるか。
当社の業務で活かせるスキルは何だと思いますか
自分の強みを業務に結びつけて説明できるか。即戦力性の判断材料。
仕事で失敗した経験と、それをどう乗り越えたかを教えてください
問題解決力とストレス耐性を確認。日本企業への適応力も見える。
日本企業と母国企業の働き方の違いをどう感じますか
異文化理解と組織適応力を確認。ギャップを認識できているか。
困ったとき、上司や同僚とどのように連携しますか
言語の壁を越えるコミュニケーション力・協調性を見極め。

自社に合う人材の見極めに不安があるときは

「どんな人材が自社に合うか」「面接で何を重視すべきか」から整理できます。外国人採用について、お気軽にご相談ください。

外国人採用について相談する →
カテゴリ③

日本語能力に関する質問(6問)

JLPTなどの資格は「読む・聞く」中心。実際の業務で必要な「話す・書く」力は面接で直接確認します。

Q13-18

日本語能力

日本語能力試験(JLPT)などの資格をお持ちですか。何級ですか
客観的な指標を確認。ただし資格だけで判断しないのが鉄則。
これまで業務で日本語を使った経験はありますか。どんな場面でしたか
実務での日本語運用経験を確認。資格より実態を重視。
日本語の読み・書き・聞く・話すで、得意なもの・苦手なものはどれですか
スキルの偏りを把握。会話は得意でも書類作成が苦手なケースもある。
日本語でメールや報告書を書いた経験はありますか
業務で必要なビジネス文書の作成力を確認。
仕事で日本語に不安を感じるのはどんな場面ですか
自己認識の正確さと、必要なサポートを把握。正直に答えられるかも見る。
日本語をさらに伸ばすために、今取り組んでいることはありますか
向上心と学習姿勢を確認。入社後の伸びしろを判断。

日本語能力は「資格+面接での実感」で見る

JLPTのN2以上ならビジネス会話も可能な目安、N3は日常会話レベルですが、試験は主に「読む・聞く」を測るもの。話す・書く力は面接全体のやりとりで直接確認しましょう。面接で「日常会話は問題ないか」「専門用語まで理解できるか」といった評価項目を決めておくと、面接官が変わっても一定の基準で判断できます。

カテゴリ④

定着・意欲・生活面に関する質問(6問)

長く働いてもらえるか、生活面の不安がないか。定着率を左右するカテゴリです。宗教・文化は直接聞かず配慮の必要性として尋ねます。

Q19-24

定着・意欲・生活

長く働くうえで、大切にしていることは何ですか
仕事観・価値観を把握。自社の環境と合うかを見る。
当社で勤務するうえで、配慮してほしいことはありますか
宗教・食事・礼拝などの配慮ニーズを、差別なく把握できる聞き方。出身国から宗教を推測するのはNG。
残業についてお聞きします。1日または月にどれくらいの残業なら対応できますか
働き方の希望を具体的に確認。稼ぎたい層は残業歓迎の場合も。
入社後に不安なことや、会社に期待するサポートはありますか
定着リスクとミスマッチを事前に把握。必要な受入支援を準備でき、早期離職を防げる。
日本での生活で、困っていることや不安なことはありますか
生活面の定着リスクを把握。住居・行政手続きなどのサポート要否を判断。
日本の職場のルールやマナーで、母国と違うと感じた点はありますか
異文化への適応意識を確認。認識できているほど順応が早い。
カテゴリ⑤

在留資格・就労に関する質問(6問)

就労可否を正しく把握するカテゴリ。書類確認とあわせて、本人にも口頭で確認します。ここを誤ると不法就労のリスクがあります。

Q25-30

在留資格・就労

現在の在留資格の種類を教えてください
在留資格と自社業務の適合を確認。技人国・特定技能・留学などで就労範囲が異なる。
在留期限はいつまでですか。更新の予定はありますか
採用後の更新手続きのスケジュールを把握。期限が近いと早めの対応が必要。
当社の業務内容で、就労が可能な在留資格か確認できていますか
本人の理解を確認。最終的な就労可否は在留カード原本と業務内容で企業が判断。
(留学生の場合)資格外活動許可はお持ちですか。週の就労時間の上限をご存じですか
原則週28時間の理解を確認。掛け持ちの合計時間にも注意。
入社にあたり、在留資格の変更や更新が必要な状況ですか
手続きの要否と就労開始までの見通しを把握。留学生の新卒採用では変更が必要。
現在、他社の選考も並行して受けていますか。就労開始はいつ頃を希望しますか
他社状況と入社時期を確認。外国人は早く内定が出た会社を選ぶ傾向があるため対応を急ぐ。
要注意

聞いてはいけないNG質問と言い換え例

厚生労働省の「公正な採用選考」の考え方では、本人の適性・能力と関係のない事項を選考の判断材料にすることは、就職差別につながるとされています。特に外国人面接で注意したい点を、言い換え例とあわせて整理します。

NG質問 → OKな言い換え

✕ NG:宗教を直接聞く

「何の宗教を信じていますか」「お祈りはしますか」

◯ OK:配慮の必要性を聞く

「当社で勤務するうえで、配慮してほしいことはありますか」

✕ NG:国籍で決めつける

「〇〇人は△△が得意/苦手ですよね」

◯ OK:本人の経験を聞く

「これまでどんな業務を経験してきましたか」

✕ NG:家族の情報を聞く

「ご両親の職業は」「家族の収入は」

◯ OK:本人の働き方を聞く

「長く働くうえで大切にしていることは何ですか」

✕ NG:思想・信条を聞く

「支持している政党は」「尊敬する人物は(信条を探る意図)」

◯ OK:仕事の価値観を聞く

「仕事で成し遂げたいことは何ですか」

ポイントは、「個人情報」を聞くのではなく「職務意欲・適性」に置き換えること。採否は国籍や属性ではなく、個人の能力・適性で判断します。配慮が必要かを働きやすさのために確認するのは問題ありませんが、それを選考基準にするのはNGです。

面接のコツ

外国人面接をうまく進めるコツ

質問を用意するだけでなく、聞き方や進め方にも工夫があると、応募者の本来の姿を引き出せます。

やさしい日本語で、具体的に聞く

専門用語や敬語、遠回しな表現は理解の妨げになります。「前職では」ではなく「前の会社では」、「〇〇というスキルはどのくらいありますか」のように、短く具体的に聞くと本音を引き出しやすくなります。時間軸(過去→現在→未来)に沿って質問を並べると、応募者も答えやすく、面接官も情報を整理しやすくなります。必要に応じて通訳の同席や母国語の併用も検討しましょう。

選択肢のひとつとして

面接から採用まで、HR AGENCYがサポート

「どんな人材が自社に合うか」「面接で何を重視すべきか」に迷ったら、外国人採用に詳しい会社に相談すると確実です。

外国人採用では、在留資格・面接設計・受入体制まで相談できる会社を活用する企業も増えています。自社だけで抱え込まず、専門的な部分を任せることで、採用のミスマッチや法的リスクを抑えられます。

HR AGENCYの外国人採用サポート

HR AGENCYでは、外国人材の紹介にとどまらず、在留資格の確認・面接の設計・採用後のフォローまで、外国人採用を一気通貫でサポートします。「この人材は自社に合うか」「在留資格で自社の業務ができるか」といった実務的な疑問にもお答えします。

特に、技人国などの在留資格で正社員を採用する場合は、専門職紹介の Wajob Pro が、面接設計から在留資格の確認までサポートします(アルバイト採用の場合は留学生紹介の Wajob をご利用いただけます)。まずは自社の状況を整理するところからご相談ください。

よくある質問

外国人採用の面接質問についてよくあるご質問

外国人の面接は、日本人と同じ質問でいいですか?
基本の質問(志望動機・経歴・スキルなど)は日本人採用と大きく変わりません。ただし、在留資格・就労可否の確認、日本語能力の見極め、定着や生活面の不安の把握といった、外国人特有の観点を加えることが大切です。この記事の30問は、その外国人特有の観点を含めて構成しています。
日本語能力はどう見極めればいいですか?
JLPTなどの資格は目安になりますが、試験は主に「読む・聞く」を測るため、資格だけで判断するのは危険です。面接全体のやりとりで、質問を正しく理解できるか、どんな言葉遣いで答えるかを直接確認しましょう。業務で必要なレベル(日常会話か、専門用語まで必要か)を事前に決めておくと、面接官が変わっても一定の基準で判断できます。
宗教や家族のことは聞いてはいけないのですか?
宗教・信条・家族の情報を選考の判断材料にすることは、就職差別につながるため避けるべきです。ただし、礼拝や食事などの配慮が必要かを、働きやすさのために確認するのは問題ありません。「宗教は何ですか」ではなく「勤務するうえで配慮してほしいことはありますか」と聞くのが適切です。判断基準にするのはNG、配慮のために聞くのはOK、と区別しましょう。
面接で在留資格を確認するとき、何に注意すべきですか?
在留資格の種類・在留期限・就労可否を、本人への質問と書類で確認します。最終的な就労可否は在留カードの原本と業務内容で企業が判断する必要があります。留学生の場合は資格外活動許可と週28時間の就労制限を確認しましょう。詳しくは「外国人採用の面接チェックリスト」の記事もあわせてご覧ください。
面接から内定までは急いだ方がいいですか?
はい。就労資格を持つ外国人は複数社を並行して受けていることが多く、早く内定が出た会社を選ぶ傾向があります。面接から合否連絡までを迅速に進めることで、優秀な人材の辞退を防ぎやすくなります。ただし在留資格の変更が必要な場合は手続きに時間がかかるため、就労開始までのスケジュールを早めに共有しておくと安心です。

外国人採用の面接から採用まで、
一緒に整理します

「どんな人材が自社に合うか」「面接で何を確認すべきか」——初めての外国人採用でも、見極めから在留資格の確認までサポートします。留学生アルバイトから正社員採用まで、まずは現状をお聞かせください。

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監修

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