M&A仲介業界の給与と実態について

M&A仲介業界は、他業界と比較して平均年収が高いことで知られています。

本記事では、M&A仲介業界の給与や実態について解説し、転職を考える方々に業界理解を深めて頂ければと思います。

更新日:2024年8月25日

1. M&A仲介業界の概要

– M&A仲介業とは何か?

M&A仲介会社とは、企業の合併や買収に際して、取引を円滑に進めるための助言を行う専門家や会社のことを指します。具体的には、譲渡企業(売り手)と譲受け企業(買い手)の間に立ち、中立的な立場で交渉の仲介・助言を行います。M&A仲介会社は、どちらか一方の会社に助言を行うFAとは異なり、両社の間に立ち、客観的かつ中立的な立場で交渉をサポートする点が特徴です。

– M&A仲介業界の役割と重要性

日本国内の企業のうち、中小企業は99%以上を占めるといわれております。

帝国データによる「全国「後継者不在率」動向調査(2023年)では、後継者不在率が53.9%、日本政策金融公庫の調査では60歳以上の経営者のうち60%超が将来的な廃業を予定、そのうち「後継者難」を理由とする廃業が約3割という調査結果が出ております。

これらの中小企業が廃業を選択し、後継者問題が解決しない場合、最大約650万人の雇用と約22兆円のGDPが喪失されるとして、後継者問題が深刻化しております。

このような状況のなか、後継者問題を解決するための方法として、各M&A仲介会社による友好的M&Aが近年注目されております。

2. M&A仲介業界の給与の特徴

– 平均給与のレンジ

M&A仲介会社の平均給与は、他業界と比較して圧倒的に高いとして知られています。

特にM&Aキャピタルパートナーズ株式会社は、10年連続で上場企業の平均年収ランキングトップを走っており、業界内でも注目度が高い企業です。

(東洋経済オンライン「「平均年収が高い会社」ランキング全国トップ500」より)

– ボーナスとインセンティブの重要性

M&A仲介会社の給与設計は、案件成約による手数料売上に応じた賞与・インセンティブ比率が高いです。

3. M&A仲介業界への転職のメリットとデメリット

上述した高い報酬に加えて、財務・税務・法務面などにおける知識や、百戦錬磨のオーナー経営者相手の仕事であるため深い人間力が求められます。

一方で、労働時間が長時間化しやすいことが挙げられることが多いですが、実際には案件数や案件の進捗状況によるものが大きく、労働時間を自分でコントロールしている方も多い印象です。

4. M&A仲介業界への転職を考える際のポイント

転職を希望する方は、【業界に精通した人材紹介会社】への相談が内定の近道となります。

HRエージェンシーには、M&A仲介会社でのアドバイザー経験や面接官経験のあるコンサルタントが所属しており、志望企業内定へ向けて、誠実にサポートさせていただきます。(※ご経歴によっては紹介が難しいことをご了承ください。)

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